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2015/02/03

佐渡でわかめの養殖を始めました


 この度、(株)高木屋は、佐渡に存在する海洋深層水を利用した新しい佐渡産ワカメの養殖を始めました。

 これまで地産地消されてきた佐渡のワカメを広くお客様へお届けするために、今後もこの取り組みを続けて参ります。

 

 

 

  日本海に囲まれた自然豊かな島、佐渡 

 佐渡沖には温暖な対馬海流が流れ込み冷たい海水と交わるため、暖かい海の魚と冷たい海の魚が生息しています。また、佐渡周辺には海流の穏やかな海域があり、低温の海洋深層水(深海に分布する清浄でミネラル豊富な海水)も存在することから、海藻の生育に適した環境が整っています。

 このように海藻が豊富に生育する環境は藻場と呼ばれ、優れた漁場が形成されます。

 

 

  

(図左)透明度が高いことでも知られる佐渡の海。海中で揺らぐ海藻や魚が鮮明に確認できる。 

(図右)定置網漁ではマグロ、ホウボウ、トビウオ、カワハギ、クロダイ、マダイ、ヒラメ、ソイ、アジ、フグ等、多種の魚が水揚げされる。

 

 

 暖かい海流、穏やかな海、豊富な海洋深層水が存在する佐渡の海域はワカメ養殖に適していますが、鳴門や三陸と比べると養殖の規模は小さく、収穫されたワカメのほとんどが島内で消費されてきました。

 高木屋は、佐渡の漁業者と共にこれらを活用した養殖を確立し、佐渡ワカメを全国に発信することで佐渡の地場産業の発展に繋げていきます。

 

 

  超早生タイプの種を使用

 ワカメには大きく分けて早生(わせ)系と晩生(おくて)系の種があり、早生系の種の中でもメカブの成長が早いものを高木屋では「超早生(ちょうわせ)タイプ」と呼んでいます。超早生タイプのわかめは収穫・販売時期が早く、早生系は1月中旬に収穫されますが、超早生タイプでは1月初旬に収穫・販売が可能です。また、メカブ(わかめの根元にある部位)の収穫も早く、早生系は2~3月に収穫されますが超早生は1月より収穫・販売が可能です。

 佐渡では超早生タイプの種を使っ たワカメ養殖を始めています。これまで現地訪問を重ねながら漁業者と協力し、養殖環境を整え、昨年秋に第1回目となる種付けを行い、現在も順調に生育しています。

 

 

  

(図左)現在まで佐渡で養殖されているわかめ。養殖技術を高めさらに優れた品質のわかめを目指す。

(図右)図左のわかめの根元にあるめかぶ

 

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